『天彩』の特徴について教えてください

本記事では『天彩』の特徴について説明いたします。

『天彩』は、濃密な味わいが際立つ「デザート日本酒」です。

“日本酒で仕込んだ日本酒”を用いて醸造する「累乗(るいじょう)仕込み」と、天然酵母を用いることで、甘味・酸味・旨味・苦味が複層的に重なる、驚くほどに豊潤で甘美な唯一無二の味わいを生み出しました。

「累乗(るいじょう)仕込み」とは何ですか?

仕込みの一部に、水の代わりに日本酒を使用することで、深い甘味と旨味を表現する醸造方法があります。
『天彩』は、その“日本酒で仕込まれた日本酒”を、さらに仕込みに使用して醸造することで、独自の濃縮された味わいを実現しています。
そのように、日本酒を重ねるようにして醸造する製法を「累乗仕込み」と呼びます。

天然酵母とは何ですか?


発酵に必要な酵母の種類です。
一般的には人工培養された酵母を添加しますが、『天彩』は酒蔵に付着している自然の酵母だけを用いて醸造されています。
天然酵母にしか生み出せない、複層的で芳醇な味わいを表現することができます。

なぜ醸造年度によって味わいが異なるのですか?

天然酵母による自然の発酵力を活用しており、醸造温度も自然の気温に準じているため、製造年度・仕込む時期・気候等によって味わいに変化が起こります。
2022年の『天彩』は、濃縮された甘味・旨味はそのままに、瑞々しくピュアな印象に仕上がりました。
その味わいは時間とともに少しずつ変化していきます。よりまろやかに、より奥深く表情を変えていく『天彩』の個性をお楽しみください。

保管方法について


常温で保管が可能ですが、光の当たらない冷暗所(15〜20℃)での保管をお願いします。
※『天彩』の配送は季節を問わず常温にて行っております。国内配送にかかる日数程度であれば品質への影響はございませんので、ご安心ください。

また、保管中の液漏れを防ぐために「縦置き」で保管してください。
縦置きが難しい場合は、真横ではなくボトルのネック部分を上げて斜めに置いていただき、お酒の液面が栓に触れないようにご注意ください。
栓にお酒が触れた状態で保管されていると、稀にお酒が栓から染み出す場合がございますが、
品質には問題ございませんので、ご安心ください。

【未開封】
冷暗所で適切な保管をしていただければ、数ヶ月〜数年単位での保管が可能です。
温度が高い環境で保管されると熟成が早く進み味わいが変化していきますので、醸造年ごとの特徴をそのままお楽しみいただきたいお客様は、早めにお召し上がりください。

【開封後】
品質の劣化を防ぐため、冷蔵保管をお願いします。
開封してからは少しずつ味わいが変化していきます。開封後、約3ヶ月ほどでお飲みいただくことを推奨しています。

おすすめの飲み方はありますか?


『天彩』は、その香り・味わいの特徴から、世界的な甘口ワイン「ソーテルヌ」に向いたワイングラスがおすすめです。

推奨の飲用温度は、『天彩』の豊かな甘味が存分に感じられる、常温よりもやや低い15~20℃です。
その一方で、5℃程度まで冷やしていただくと、シャープですっきりとした味わいもお楽しみいただけます。

ペアリングには、抹茶を使ったデザート、バニラアイスクリームなどスイーツとの相性が抜群です。
また「デザート日本酒」でありながら、食中酒としても存分にお楽しみいただけます。 レバーやあん肝、クリームチーズなど、濃厚な口当たりの料理とのペアリングを、ぜひお試しください。