『思凛』の特徴について教えてください

本記事では『思凛』の特徴について説明いたします。

精米歩合18%で醸造した日本酒を、ジャパニーズオーク(ミズナラ)の樽に一定期間貯蔵することで、新たなキャラクターをもつ日本酒へと仕上げました。

繊細な吟醸香のなかに、森を思わせるような樽由来のスモーキーでエレガントなオーク香が調和し、凛とした緊張を生み出しています。

樽貯蔵とは何ですか?


木樽を日本酒造りに利用することで、樽からの香りが移り、個性的なお酒が生まれます。
『思凛』はジャパニーズオーク(ミズナラ)樽で、数日〜数週間の短期貯蔵を行っています。
樽のコンディションや気候・気温などによって貯蔵期間は異なります。

生酒の状態で樽に入れ、香りのニュアンスを日々確かめながら、絶妙な変化がもたらされるタイミングで樽から出すことで、奥深く洗練された香りと味わいを実現しています。

ジャパニーズオーク(ミズナラ)にはどのような特徴がありますか?


お酒を貯蔵する樽にはいくつか種類がありますが、その中でもジャパニーズオークは、スモーキーな香りやウッディなニュアンスを表現するという点で特徴的な樽です。

ジャパニーズオークを用いた国内ウイスキー蒸留所の増加・海外需要の高まりから、近年、樽自体の入手が困難となりつつあります。
また、樽そのものの加工の難易度が高く、大量生産にも向かないため、ジャパニーズオークを用いたお酒は多くありません。

保管方法について


高温と日光を避けて、冷蔵庫・セラーなどで冷蔵保管してください。
また、保管中の液漏れを防ぐために「縦置き」で保管してください。
縦置きが難しい場合は、真横ではなくボトルのネック部分を上げて斜めに置いていただき、お酒の液面が栓に触れないようにご注意ください。
栓にお酒が触れた状態で保管されていると、稀にお酒が栓から染み出す場合がございますが、
品質には問題はございませんので、ご安心ください。

【未開封】
冷蔵環境では、数ヶ月〜数年単位での保管が可能です。
また未開封のまま冷蔵保管いただくと、ご家庭での熟成もお楽しみいただけます。香りが芳醇になり、口当たりがいっそうなめらかになります。
保管温度が高いと熟成が早く進み、思凛ならではの特徴的な香りや味わいが損なわれてしまう可能性がございます。
環境が整わない場合や、思凛本来の味わいをお楽しみいただきたいお客様は、早めにお召し上がりください。

【開封後】
品質の劣化を防ぐため、冷蔵保管をお願いします。
お届けしたままの味わいでお召し上がりいただくには、開封から約1週間ほどでお飲みいただくことを推奨しております。
味わいの変化も含めてお楽しみいただく場合は、開封後1ヶ月程度まで、十分にお飲みいただけます。

おすすめの飲み方はありますか?


SAKE HUNDREDでは、お酒の香りからお楽しみいただくために、ワイングラスの使用を推奨しています。
なかでも『思凛』は、その香り・味わいの特徴から「オークド・シャルドネ」に向いたグラスがおすすめです。

推奨の飲用温度は、エレガントな味わいが際立つよく冷えた5〜10℃です。
またやや温度を上げると、オークの香りがよりはっきりと感じられます。ぜひ、お好みの温度でお楽しみください。

料理とのペアリングには、ほのかなオークの香ばしいニュアンス、繊細でいながらも芯の強い味わいから、オーブンでじっくり焼いた肉料理や野菜料理などと好相性です。
また、バターやかぼちゃなど、やさしい甘みとなめらかな質感を活かした料理とのペアリングもおすすめです。