『礼比』の特徴について教えてください

本記事では『礼比』の特徴についてご説明いたします。

『礼比』は13年間の氷温熟成によるなめらかな口当たり、フレンチオーク樽熟成によるヴァニラやバターのような妖艶な香り、累乗仕込みという特殊な製法がもたらす瑞々しい甘味が特徴のヴィンテージ日本酒です。

氷温熟成とは何ですか?


0℃以下の環境で、時間をかけて少しずつ熟成させる手法です。日本酒の瑞々しい味わいや香りを保ちながら、繊細な変化をもたらします。

樽熟成とは何ですか?


日本酒を木樽に入れて熟成させる手法です。これにより、樽から抽出された成分がお酒に移り、香り・味わいに深みがもたらされます。樽熟成後による味わいの変化は、元の日本酒の味わい、樽の種類、熟成期間、熟成環境など時間によって異なります。

フレンチオーク樽にはどのような特徴がありますか?


樽熟成に使用される木樽はフレンチオークやアメリカンオークが主流で、フレンチオークはアメリカンオークに比べるとヴァニラ香などの特徴が繊細に表現される樽です。

『礼比』では、フレンチオークのなかでも世界的に評価の高い「タランソー社製」の新樽が用いられており、ヴァニラ香やホワイトチョコレートのようなニュアンスが織り成されたエレガントで奥行きのある味わいが実現しました。

累乗仕込みとは何ですか?


仕込みの一部に、水の代わりに日本酒を使用することで、深い甘味と旨味をもたらす醸造方法があります。これを「累乗仕込み」と呼びます。
『礼比』はこの製法により、濃密で奥行きのある甘味と、立体感のある旨味を生み出しています。

保管方法について


高温と日光を避けて、冷蔵庫・セラーなどで冷蔵保管してください。
また、保管中の液漏れを防ぐために「縦置き」で保管してください。縦置きが難しい場合は、真横ではなくボトルのネック部分を上げて斜めに置いていただき、お酒の液面が栓に触れないようにご注意ください。
栓にお酒が触れた状態で保管されていると、稀にお酒が栓から染み出す場合がございます。

【未開封】
冷蔵環境では、数ヶ月〜数年単位での保管が可能です。
冷蔵庫やセラーで適切な保管をしていただければ、ご家庭でさらなる熟成をお楽しみいただける商品です。
『礼比』ならではの特徴的な香りや味わいをそのままお楽しみいただくには、早めにお飲みください。

【開封後】
品質の劣化を防ぐため、冷蔵保管をお願いします。およそ2週間は、開封後もフレッシュな風味をお楽しみいただけます。
さらにご開封からおよそ2ヶ月間は、香り・味わいの変化も楽しみながらお飲みいただくことができます。

おすすめの飲み方はありますか?


SAKE HUNDREDでは、お酒の香りからお楽しみいただくために、ワイングラスの使用を推奨しています。
なかでも『礼比』は、その香り・味わいの特徴から「ソーテルヌ」に向いたグラスがおすすめです。

推奨の飲用温度は、甘やかでエレガントな香りが立ちはじめる6~8℃です。冷蔵庫から出してすぐにグラスに注ぎ、1〜2分おいてお楽しみください。
温度が上がるにつれてフレンチオーク由来の樽香が強調されることで、より『礼比』の深みを感じていただけます。ぜひ、その変化もご体験ください。

おすすめのペアリングはありますか?


『礼比』は料理との相性も素晴らしいですが、それ以上にお酒そのものを主役にして、ゆったりと味わっていただきたい日本酒です。

ペアリングでは、複雑に構成された料理よりも、シンプルながら奥深い一品がよく合います。
例えば、凝縮された甘味・旨味を持つブラックベリーなどのドライフルーツ。またレーズンとサワークリームのディップでも、『礼比』の魅力を存分にお楽しみいただけます。
その他、バターの香りとも相性が良いため、しっとりと焼き上げたフィナンシェとも好相性です。